まとめ
簡単に地中熱利用ヒートポンプについて紹介してきましたが、この有用性はできるだけ各種資料をもとにできるだけわかりやすく書いたつもりですが、読者の皆さんにうまく伝えることができたかはまだまだ疑問が残るところです。この文章の文末に参考にさせていただいたホームページのURLや、書籍に関する情報を書き留めています。更に詳しいことがお知りになりたい方はそちらをご覧ください。また、ご参考とさせていただいた各団体、各個人の方々に深く感謝いたします。まことに、ありがとうございました。
最後に、弊社も加盟している「地中熱利用促進協会」では、地中熱利用ヒートポンプシステムを採用している具体的な建築物の事例などが更に詳しく紹介されています。そちらもあわせてご覧頂いて地中熱利用ヒートポンプシステムを更によくご理解いただければ幸いです。
参考資料
- 住環境計画研究所
- 家庭用エネルギー統計年報2000年版
- 岩手県環境生活部資源エネルギー課
- 市中熱利用ヒートポンプシステムの御案内
- 総合エネルギー統計
- 資源エネルギー庁
- 財団法人電力中央研究所
- 独立行政法人 産業技術総合研究所
- 東北大学大学院工学研究科地球工学専攻
- 気象庁
- NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構
- 「地下熱利用システムの特徴と課題」
- DOE
- 日本火山学会
- 地中熱利用促進協会
- EICネット_環境情報案内・交流サイト
- ゼネラルヒートポンプ株式会社
用語説明
- IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)
- 気候変動に関する政府間パネル。
1988年にUNEP(国連環境計画)とWMO(世界気象機関)によって設立されています。
http://www.gispri.or.jp/kankyo/ipcc/ipccinfo.html
- 排出原単位
- ここでは電力を作る上で発生する二酸化炭素の排出の度合いをさしている。
単位は一般的に g/kWh が用いられています。
- デフロスト
- 大気利用のエアコンではの外気温が低い時に暖房運転をしていると室外機に霜が発生します。
この霜を取り去るために行われる動作がデフロストと呼ばれます。
- COP(Coefficient of Performance)
- 成績係数、または、エネルギー消費効率ともいう。
投入したエネルギーと出力されるエネルギーの比率を表す係数。
一般に環境関係で出てくる気候変動枠組条約(UNFCCC : Framework Convension on Climate Change)に基づく締約国会議(COP : Conference of The Parties)とは、全く別の意味の言葉です。
- ENERGY STAR
- 1992年、EPAが二酸化炭素の排出を減少させるために、エネルギー効率のよい製品を識別し導入を促進するために「ENERGY STAR」ラベルの認定をおこなう発表し始まった認定制度です。
1996年には、これを更に推し進め、米国政府機関同士がそれぞれの製品カテゴリーに対する責任を持つために、DOEと合同で取り組むことになり、新築家屋、建物、冷暖房設備、主な器具、事務機器、オフィス用品、照明、家電など、多くの製品が対象とするようになっています。
- 2004年エネルギー起源二酸化炭素排出抑制技術率先利用試験補助事業
- 「2004年エネルギー起源二酸化炭素排出抑制技術率先利用試験補助事業」採択について
九州初本格地中熱利用ヒートポンプシステム利用空調設備