ICT地盤改良工を強力にサポート
2020年3月に国土交通省よりICT固結工(スラリー撹拌工)の指針案が公開されました。これに併せて情報化施工(ICT施工)の活用が本格的に推進されるものと思われます。「杭芯位置誘導システムY-Navi」はワイビーエムの技術を結集し満を持して開発したICT固結工(スラリー撹拌工)に対応した商品です。
2024年2月14日に、Y-Navi(杭芯位置誘導システム)がNETISに登録されました。
名 称:「柱状改良杭の杭芯位置誘導システム」Y-Navi
登録番号: QS-230040-A
ICT地盤改良機に求められる事前計画、杭芯位置誘導、施工履歴データによる出来形管理までトータルな対応が可能。
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- マシンガイダンスデータの作成
- 杭芯位置に誘導
- 出来形の管理
建設業界では、建設現場を魅力のある現場へと劇的に変えていくために、革新的技術の活用等により生産性向上を図る「i-Construction」への取組が加速しています。ICT固結工(スラリー撹拌工)においても、機械化施工(ICT施工)の活用が本格的に推進される状況となり、各方面から強い関心をお寄せ頂いております。
Y-Naviの特徴(各機能の特徴、機材構成)
ICT地盤改良工への適用イメージ
ICT地盤改良工の施工分野では、3次元データを基に高精度GPSが搭載されたICT建機で施工することで、「施工位置の目印を設置するための測量工の削減」、「施工データ管理の簡略化」、「出来形管理の効率化」、「書類作成に係る負荷の軽減」などが期待されています。
Y-NaviはICT地盤改良工で期待されているICT施工を強力にサポート、活用できるシステムです。
外観紹介(施工機編)
~Y-Naviのここがイイ!~
Y-Naviで使用しているGNSSアンテナは、キノコのような形状の3周波対応の高性能アンテナを採用しています。このGNSSアンテナを地盤改良機運転席の後方に装着した専用ブラケットに2つ取り付けています。
これにより、
ロッドやホースそしてエンジンから遠ざかることでアンテナの破損を防止しています。
長期未稼働の場合は、盗難防止のためアンテナを事務所内で保管することができるので安心です。
GIシリーズの機械姿勢などのデータから自動補正を行うので高精度な位置誘導が行なえます。
施工足場に凹凸があっても正確に誘導します。
誘導時は、2つのアンテナの位置関係からロッド先端の中心部の位置を計算しています。専用ブラケットに元どおりに取り付けることができるため、すぐにICT施工が行えます。
外観紹介(管理装置編)
~Y-Naviは機内ひろびろ!~
ICT地盤改良工事をするとき、オペレータは地盤改良機の運転席内に搭載されたY-Navi管理装置を見ながら運転しています。
地盤改良機の運転席で位置誘導から施工管理、施工データの管理までやるとしたら、管理装置だらけで運転席が窮屈にならないのでしょうか?
Y-Naviは、位置誘導、施工管理から3Dビューアを使っての出来形管理までを1つのディスプレイで行うことができます。運転席は従来どおりの広さを確保。
見やすいディスプレイで安心して運転できます。
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4つの画面を別々に閲覧
画面が4つもあると運転席が狭くなり、視線移動も多くなるので、作業者の疲労にも繋がります。
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1つの画面で
4つの機能を一元管理!運転席は無駄なくスッキリしているので
施工に集中できます。
■杭芯位置誘導機能
誘導画面では、施工機をグラフィック表示することで、現在位置と目標位置までの関係がイメージしやすくなりスムーズな誘導が行えます。
走行による誘導時間を削減し、素早く目標位置まで到達できます。
目標位置に近づくと「m」、「cm」と単位を変え、目標位置が許容誤差範囲内に到達すると表示円の色を変えてお知らせします。