フォームジェット(Foam Jet)データ
■圧倒的な高効率酸素溶解
海水使用時 水温約20℃ |
溶解効率 | |
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純酸素(注1) | 空気(注2) | |
フォームジェット FJL-12-RP-04 | 90 % | 40 % |
水中ポンプの吸込に吸気 | 60 % | 30 % |
エジェクター | 40 % | 20 % |
エアストーン | 10 % | 5 % |
注1:純酸素を利用した時のデータは、海水の溶存酸素(DO)濃度100%のサンプルを使用した場合のデータです。
注2:空気を利用した時のデータは、海水の溶存酸素(DO)濃度40~50 %のサンプルを使用した場合のデータです。
閉鎖水浄化試験
フォームジェットFJM-12-SP(旧JTC-12000W)とオゾンを組み合わせて浄化試験を行った。
容機器積:100 m³ 寸法 10 m × 5 m × 2 m (水深) 使用機材:高効率酸素溶解装置フォームジェット FJM-12-SP 1 台 試験期間:平成12年12月4日~12月25日 試験結果:水の透視度が増し、SS、COD共に大幅な改善が見られた。 |
◆試験結果
分析項目 | 平成12年12月4日 FJM-12-SP設置前 | 平成12年12月25日 |
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SS | 84 mg/L | 22 mg/L |
COD | 35 mg/L | 25 mg/L |
色度 | 6 度 | 4 度 |
濁度 | 30 度 | 17 度 |
透視度 | 30 cm | 100 cm |
水の色 |
掛け流し式養殖イケス(佐賀県)
魚種 | イカ 100 kg |
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水槽容量 | 4 トン |
FJM-12-RP(旧JTC-12000G) | 1 台 |
試験期間 | 平成12年8月13日~8月15日 |
■斃死率比較
斃死率 | |
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FJM設置前 | 70 % |
FJM設置後 | 10 % |
■御使用者の評価
- 斃死率が激減した。
- イカ墨が浮き上がって排出される。
- 従来は、4 トン水槽にイカを100 kgしか入れられなかったが、FJM設置後は、170 kg入れている。
海面養殖(長崎県)
魚種 | ハマチ 3.5 kg × 4300 尾 |
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養殖筏 | φ15 m × 4 m(水深) |
FJM-12-SP | 1 台 |
酸素濃縮機 | PSA-4L 1台 |
試験期間 | 平成12年4月1日~9月30日 |
■斃死数・増肉係数比較
斃死数合計 | 増肉係数 | |
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FJM設置筏 | 62尾 | 3.72 |
対象筏 | 171尾 | 4.20 |
■御使用者の評価
- 斃死数が減り増肉係数が向上した
- 4月に導入したにも関わらず初めて9月にハマチを出荷することが出来た。稚魚の段階から装置を使える来年は8月出荷を目指す。
掛け流し式陸上養殖(愛媛県)
魚種 | ヒラメ 920 g × 1600尾 |
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水槽容量 | 25 トン |
FJM-12-SP | 1 台 |
酸素濃縮機 | PSA-3L 1 台 |
試験期間 | 平成12年9月1日~11月30日 |
■増肉量・斃死数比較
増肉量平均 | 斃死数合計 | |
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FJM設置池 | 420 g | 71尾 |
対象池 | 380 g | 171尾 |
■御使用者の評価
- 斃死が減り怖いくらいによく餌を食べるようになった。
掛け流し式陸上養殖(鹿児島県)
飼育種 | ハマグリ 40 g × 8500 個 |
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水槽容量 | 18 トン |
換水量 | 54 トン/日 |
FJM-12-SP | 1 台 |
井戸水使用 | 井戸水溶存酸素濃度 0.9~1.1 ppm |
試験期間 | 平成12年1月29日~2月17日 |
■斃死数・溶存酸素濃度比較
20日間の斃死数合計 | 溶存酸素濃度平均 | |
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FJM設置池 | 62個 | 6.17 ppm |
散気管曝気池 | 139個 | 4.18 ppm |
■御使用者の評価
- 斃死が半減した。
- 汚れが泡によって浮き上がり排出されているようだ。
活魚運搬船(長崎県)
■御使用者の評価
- 湾内や水温が急変する海峡等も船底のフタを閉めて、水槽の水を入れ替えることなく運搬できるようになった。
- これまでハマチを博多港まで運搬すると酸欠のためハマチは、鼻上げしていたがFJM設置後は、元気に泳いでいる。
- 30トン水槽にこれまでは、ハマチ6000 kgを入れて運搬していたがFJM設置後は、8000 kg運べるようになった。