(株)ワイビーエムと、(株)ウエストは、住宅事業分野、環境改善分野において業務提携を締結いたしました。

 株式会社ワイビーエム(本社:佐賀県唐津市 社長:吉田 力雄 電話:0955-77-1121)と株式会社ウエスト(本社:広島県広島市 社長:吉川 隆 電話:082-296-3000)は住宅事業分野、環境改善分野において業務提携を締結いたしました。

2002年4月8日

<業務提携内容>
  1. 地中熱利用省エネ住宅の開発及び販売。
  2. 建築物の耐震部材の開発、製造。
  3. 土地のリフォーム(土壌地下水の汚染調査及び修復)。
  4. 水の浄化を含む水処理事業。
<趣旨>
 株式会社ワイビーエムは東京を中心に環境関連機器、土木建設機械の製造販売を全国展開しておりますがこのたび、住宅施工・住宅リフォーム業準大手の株式会社ウエストと提携し、上記業務を共同で行っていくことになりました。どの業務も、環境意識の高まりとともに今後大きく成長が見込まれる業務であり、ウエストの営業力とワイビーエムの技術力の組み合わせは、最強のタッグであると言って過言ではないと考えます。特に、住宅における地中熱利用設備の開発・普及に力を入れます。
<株式会社ウエスト>
社長: 吉川 隆
本社: 広島県広島市
創業: 1981年10月
事業内容: 住宅の新築・増改築、屋根工事、塗装工事、一般建築物の施工及び建築資材の販売。
資本金: 1億3500万円
その他: 広島市トップクラスの住宅施工リフォーム会社。東京から福岡まで営業網を持つ。
<株式会社ワイビーエム>
社長: 吉田 力雄
本社: 佐賀県唐津市
創業: 1946年4月
事業内容: 土木建設機械・鉱山用機械の製造販売、環境関連機器の製造販売都市開発・地下開発・エネルギー開発関連機器の製造販売。
資本金: 1億1100万円
その他: 佐賀県トップクラスの機械メーカーで、土木関連機械メーカーから環境関連機械メーカーに転換中。東京から唐津まで営業網を持つ。

<地中熱の利用>
 地中の温度は、年間を通してほぼ一定です。井戸から汲み上げた水が夏は冷たく、冬は暖かく感じるのもこの特徴があるおかげです。この地中熱を利用し、夏は冷房、冬は暖房、また年間を通して給湯などが行えます。地中熱の利用は、太陽光発電、風力発電と並ぶ自然エネルギー利用の一形態です。

 一般の家庭でよく用いられている空気を熱源に利用したエアコンは、熱源である空気の温度(気温)に効率が大きく左右され、夏場の気温の特に高いとき、また、特に冬場の気温が低い状態では運転コストが思った以上にかかってしまうこともありますが、地中熱を利用することでこの問題を解決することができます。

 地中熱利用エアコン及び、給湯器は以下の特徴をもっています。
1.  地中の熱はそのまま使用することもできます。また、高い温度差を得たい場合は、ヒートポンプを用いるため使用したエネルギーの3.5倍以上の熱量が得られます。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の試算によると消費エネルギー削減率は125m2の一戸建て住宅で21.6%と家計における光熱費の削減にも大きく寄与します。
2.  地中熱を利用するため、外気温に左右されず、夏も冬も高いエネルギー効率で運転できます。また、他の自然エネルギー利用と違い日照時間、風向き、風速など変動しやすい要因に左右されないため年間、昼夜を問わず安定して自然エネルギーが利用できます。
3.  空気熱源エアコンのような室外機や、冷却塔が必要でないために運転音が静かです。
4.  化石燃料を直接的には一切使用しない上、エネルギー使用効率がいいこともあり二酸化炭素(CO2)の発生を抑制し地球温暖化の防止に貢献できます。また、燃料切れもありません。
5.  空気熱源エアコンとは違い寒冷地を含む日本全国で利用が可能です。実際に寒冷な気候を持つスイスなど諸外国でも多く利用されています。
6.  冷房時の室内の熱は、地中に移動されるため都市部で問題となっているヒートアイランド現象が抑制されます。
7.  完全密閉式で地下水の汲み上げは行いません。このため環境の汚染や地盤沈下などは生じません。
夏季 冬季
 このような理由から海外での評価は高く、アメリカでは、米国環境保護局(EPA)が1993年に各空調設備の比較検討を踏まえ行った発表では、「場所や発電システムにもよるが、将来現れる(高効率の)地熱ヒートポンプシステムがもっとも年間エネルギー効率が高く、環境負荷が低いシステムである。」と位置付け期待されています。この発表を元に米国エネルギー省(DOE)の行動計画に位置付けられアメリカでは50万台が普及しています。
 また、スイスでは、1991年から環境対策の一環として位置付けられ人口1000人あたりのヒートポンプ台数は、約6台と高く現在では4万2千台が普及しています。また、ドイツ5万台、フランス9千台など世界的に地中熱利用ヒートポンプの普及が図られています。(参考資料:NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構 「地下熱利用システムの特徴と課題」)

 このように、地中熱利用によるエアコンや、給湯設備は、環境にやさしく低ランニングコストで二酸化炭素の発生を抑制し大地の恵みを肌で実感できるシステムです。